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書籍紹介 絵本・児童書

『ほメガネの村』原邦雄・文 まるもち・絵

価格 : 1,320円 (税込)

ほメガネの村

  • 著者 : 原邦雄・文 まるもち・絵
  • ページ数 : 44ページ
  • 出版社 : 英智舎
  • 発売日 : 2022-05-30
  • 言語 : 日本語
  • ISBN : 978-4-434-30286-2
  • JAN : 1928093012009

※なお、発送は書籍の発売日以降となります。

内容紹介

「魔法のメガネ」をきっかけに、村人に感謝の心が連鎖する。幸せがテーマの児童書。

ある小さな村に暮らす9歳のルイとマリアが手にしたのは、ルイの養父アンドレアの形見、人を幸せにする魔法のメガネ、「ほメガネ」だった。
人の悪いところではなく、良いところが見える魔法の「ほメガネ」をかけたルイの「ありがとう」という言葉。
その言葉こそ、「人を認めあう」ことも「人に感謝する」ことも忘れ去り、まわりの人たちだけでなく家族をもののしり、怒鳴りあう荒んだ毎日を過ごしていた村人のこころを、いつの間にか氷解させていく。
足にハンディキャップがあるマリアの挑戦に、村人を嫌っていた父、サルサ社長は何を思うのか。
工場や村人、ルイの幼なじみのリゲルとミゲルはどう変わっていくのか…。
こころ温まる、愛と感動あふれるハートフルストーリー。

●登場人物

ルイ・・・幼くして両親を亡くし、神父と教会で暮らす。
マリア・・・ルイの同級生。サルサ社長の娘。
アンドレア・・・村の神父でルイの養父。
リゲル・・・ミゲルの双子の兄。ルイの同級生。
ミゲル・・・リゲルの双子の弟。ルイの同級生。
ミランダ先生・・・ルイたちのクラス担任。夫はサルサ工場で働く、村一番の靴職人。
サルサ社長・・・たくさんの村人が働く工場の社長さん。

あらすじ
とある小さな村。村には大きな工場があり、村人の多くがそこで働いているが、今日もまた、どなり声が響きわたり、村全体が、いつも悪い言葉であふれかえっていた。

小さな村の小学校に通う9歳の男の子、ルイは、幼くして両親を亡くし、村の教会で牧師を務める神父、アンドレアと暮らしていたが、アンドレアは病をわずらい、息を引き取ってしまう。

ルイは、「魔法のメガネだ」と神父が言い残した形見のメガネを「ほメガネ」と名付け、それを掛けて学校に行く。

もめごとが起こった時、ルイがメガネに触れると、そこから父の声が・・・。
「人の悪いところではなく、良いところを見なさい」
ルイは、それまで自分をからかっていたリゲルとミゲルの心のうちにあるやさしさに、そして、自分を叱るミランダ先生が、本当は自分のために言ってくれていることに気づいていく。
ルイが新しいものの見方ができるようになると、だんだんと村人たちも優しい笑顔を返してくれるようになっていく。
ルイがサルサ社長にも挨拶すると、最初はふんぞり返っていたが、あるときからボソボソあいさつを返してくれるようになる。
サルサ工場では怒鳴り声が消え、工員はせっせと仕事に取り組むようになった。

ある日、幼いころ病で足を悪くしたルイの同級生、マリアが、大きな挑戦をする。
輪の中で踊るマリアを見て、サルサ社長は何を思うのか? 村はどう変わって行くのか? こころ温まる物語。

著者について

原邦雄

一般財団法人 ほめ育財団 代表理事
教育立国推進協議会 民間有識者

1973年、兵庫県芦屋市生まれ。二児の父。
日本発の教育メソッド「ほめ育」を開発し、世界18か国、のべ100万人に広めている。母親のお腹にいるころから両親にほめられて生まれるが、社会に出てからは厳しく育てられ、圧倒的な自信と好奇心溢れる人生を過ごす。
しかし、人間関係に悩み、32歳の時に半年間、社会から離れる経験をする。
学生時代にはアメリカ・ロサンゼルスに行き、開放的で長所伸展、加点主義の考え方に触れ、社会に出てからも何度も訪米。人生は失敗からしか学べないことを、さまざまな人から教えられる。また、「人にはその人しか持っていない長所や役割がある」「人は、ほめられるために生まれてきた」という真理と出合う。
大手コンサルタント会社勤務から飲食店に転職し、4年間住み込み、皿洗いから店長までを経験。その後、カンボジアの孤児院を訪問したとき、そこで重い病気で治療を受けている子どもと話をする機会を得て、「一度もほめられずに命が終わる子どもがいる」ことを知り、衝撃を受ける。
この事実を知った時、「これは急いで世界中にほめることの大切さを広めないといけない」と覚悟を決め、実際に現場で通用した教育に、脳科学と心理学をミックスさせた「ほめ育」という教育メソッドを完成させる。
現在は400社以上の企業や、幼児教育をはじめとした教育機関にも導入されている。さらに、起業家支援も行い、同時に、どんな人間関係も円滑にする「ほめ育オンラインサロン」を開催している。「ほめ育」のメソッドは、日本だけでなくアメリカ、中国、インド、シンガポール、タイなどで活用されており、関連する著書は20冊(英語、スペイン語、中国語、韓国語にも翻訳)。テレビ朝日報道ステーション、NHK、TheJapanTimesほかラジオ・新聞・雑誌などメディアにも登場。アジア人で唯一、海外TEDxに2回登壇。TEDxスピーチ世界最高再生回数を誇る(2022年1月リサーチ分)。自ら財団法人を設立し、カンボジアやインドの教育支援、国内の児童養護施設への寄付活動を行っている。
趣味はトライアスロンとピアノ、モットーは「意志があるところに道はある」。

「人の悪いところではなく良いところを見なさい」と父の声が・・・。

2022年10月、スペイン語翻訳版が刊行されました。「ほメガネ」ワールドが、ますます世界に広がります。

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